レスポンシブ対応

レスポンシブ対応とは

レスポンシブ対応とは、Webサイトを閲覧するデバイスの画面サイズに応じて、ページのデザインやレイアウトを最適化する技術です。例えば、パソコンでは広い画面で表示し、スマートフォンでは縦長に表示させるなどが該当します。かつてはパソコンのみが主流でしたが、スマートフォンやタブレットの普及により、デバイスの多様化が進んでいます。それに伴い、レスポンシブ対応のニーズがますます高まっています。

レスポンシブ対応が必要な理由

続いて、レスポンシブ対応が必要な理由をご紹介します。

スマートフォン利用者の増加

現代では、多くの人が日常的にスマートフォンを使用しており、特に若い世代ではパソコンを使わない人も増えています。そのため、サイト運営者はスマートフォンでも見やすいサイトを提供することが求められます。

運用工数の削減

レスポンシブ対応をしない場合、パソコン用とスマホ用の2つのページをそれぞれ作成する必要があります。ページの作成だけでなく、更新時にも両方のページを修正する必要があるため、工数が倍増してしまいます。レスポンシブ対応を行うことで、このような作業負担が軽減され、結果として運用工数の削減につながります。

SEO面でのメリット

レスポンシブ対応は、SEO(検索エンジン最適化)においても大きなメリットがあります。Googleは2016年にMFI(モバイルファーストインデックス)を導入し、2021年には「パソコン専用のコンテンツはインデックスしない」と発表しました。インデックスとは、WebページがGoogleなどの検索エンジンのデータベースに登録されることを指します。パソコン専用のWebサイトにしてしまうことは、検索エンジン市場で圧倒的なシェアを誇るGoogleでの上位表示化が難しくなることを意味します。

パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでも見やすいサイトを提供することで、SEOの評価が向上し、検索経由でのサイト流入増加が期待できます。

レスポンシブ対応時の注意点

レスポンシブ対応の必要性が高まる中で、対応時の注意点も存在します。

デザインにこだわり過ぎると工数が増える

レスポンシブ対応を行う際に、デザインに過度にこだわると工数が増える可能性があります。従来のサイトではパソコンとスマホ用にそれぞれHTMLファイルを作成しますが、レスポンシブ対応では1つのHTMLファイルでCSSを用いて表示を切り替えます。これにより、デザインの自由度がやや制限されるため、運用工数削減のメリットを享受するには、デザイン上の制約を一定程度、許容する必要があることを念頭におく必要があります。

画像ファイルを軽くする

レスポンシブ対応を行うと、パソコン向けのHTMLやCSS、画像ファイルをスマートフォンでも表示できるようにするため、スマホの表示速度が遅くなる可能性があります。この問題を避けるために、画像ファイルをあらかじめ軽量化するなど、ページの読み込み速度を落とさない工夫が求められます。

対応範囲を明確にする

レスポンシブ対応を行う際、どのデバイスに対応するかを明確にすることが大切です。基本的にはパソコンとスマートフォンに対応させるのが主流ですが、タブレットへの対応も検討されることがあります。ただし、すべてのデバイスに最適化しようとすると、対応工数が増えてしまうため、まずは自社サイトのタブレットユーザーの割合を確認し、対応範囲を見定める必要があります。

レスポンシブ対応をご検討の方へ

レスポンシブ対応には専門的な知識や、場合によってはCMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)の導入が必要になるケースもあります。

Qopoでは、Webサイト制作をはじめ、レスポンシブ対応も行っています。自社での対応に不安がある方は、是非お問い合わせください。

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