英語サイト・多言語対応
目次
Webサイトの多言語対応とは
Webサイトの多言語対応とは、1つのWebサイトを複数の言語で閲覧できるようにすることです。日本以外の国からのサイト訪問者が一定割合いる場合、自社ビジネスの特性なども考慮に入れて、多言語対応を検討します。
単純に翻訳するだけであればGoogle翻訳などでも可能ですが、正確性を重視する場合は、翻訳家などの専門家を活用した方が安心です。各国の言語や地域、文化、宗教、法律、文章構成などに対応することをローカライゼーションといいますが、グローバルなビジネスを展開する企業などでは、ローカライゼーションの視点がより重要になります。
また、言語だけでなく、決済システムなどの機能をその国に対応したものに変更することで、より使いやすい多言語対応サイトを構築できます。
多言語対応の手順
続いて、自社サイトを多言語対応する際の手順をご紹介します。
1. 対応言語を決める
まずは、どの言語に対応するかを決定します。自社のサービスを利用している国や、サイト訪問者の国をアクセス解析ツールで確認し、多言語対応のニーズを把握します。また、自社の将来的な展望も考慮し、目的を明確にした上で対応言語を決めることが大切です。
2. 対応箇所を決める
対応言語をけめた後は、対応箇所を明確化します。多言語対応といっても、必ずしもサイト全てに適用する必要はありません。海外からのアクセスが多いページのみ多言語対応し、その他は対応しないという選択も可能です。
3. 翻訳テキストを準備する
対応する箇所が決まったら、翻訳するテキストを準備します。翻訳はその言語のネイティブの方を対象とするため、ネイティブな翻訳が理想的です。社内に翻訳できる人がいれば依頼し、いない場合は翻訳ツールや外部の専門家への委託を検討します。
4. 多言語対応の実装
多言語対応の実装を行います。多言語対応を行うページは、日本語とは別にHTMLファイルを用意して作成します。また、言語ごとに情報の見せ方が異なるため、デザインを変更する必要がある場合もあります。ローカライゼーションや決済システムの調整もこのタイミングで実装します。
5. 多言語SEO対策
多言語対応を行う際には、各国の検索結果にも適切に表示されるよう、SEO対策が重要です。具体的には、タイトルタグの翻訳や、hreflang属性(ページがどの言語に対応しているかを検索エンジンに伝えるタグ)、lang属性(ページの内容がどの言語で記述されているかを示すタグ)の設定が大切です。さらに、言語ごとに独自のURLを設定することで、検索エンジンに対して明確に言語の違いを示し、各国での検索エンジン最適化を強化できます。
6. 公開後の運用
多言語対応サイトは、元のWebサイトに変更があった際、多言語対応箇所にも更新が必要な場合があります。新しいコンテンツやサービスが追加された場合などは、それに伴い多言語版のサイトも更新していく必要があります。ツールを活用することで、この更新作業を簡略化することができ、運用の効率化が図れますが、継続的なメンテナンスは不可欠です。
多言語対応の方法
ここまで多言語対応の流れをご紹介しましたが、自社での対応が難しい場合は、ツールの活用や外部への委託が考えられます。それぞれについてご紹介していきます。
ツールの活用
自社のみで多言語対応の実装が難しい場合、最初に考える方法としてツールの活用があります。多言語対応に特化したプラグインやツールを利用すれば、簡単に実装が可能です。しかし、全てをツールで行うと、翻訳の質に違和感が出るなどの懸念もあるため、注意が必要です。
外部への委託
多言語対応の方法として、外部の制作会社への委託も有効です。他言語対応は言語ごとにHTMLをつくる必要があり、工数がかかります。ネイティブレベルの翻訳作業や慣れない多言語対応の実装は、社内の知識では難しいことが多いです。多言語対応の経験が豊富な専門家に依頼することで、効率的に目標達成に近づける可能性が高くなります。
Qopoによる英語サイト・多言語対応サポート
Qopoでは、Webサイト制作の関連サービスとして、英語サイトの構築や多言語対応をサポートしています。翻訳はもちろん、各言語に適した文字コードやレイアウトの調整なども含めて、多言語対応をお手伝いします。将来的に多言語対応を検討している、あるいは自社で対応できるか不安がある方は、ご相談ください。